「プロデューサー育成プロジェクト」活動開始記念シンポジウム開催のお知らせ
映画、アニメ、マンガ、ゲーム等のコンテンツが我が国を牽引する期待の産業として注目を浴びて以来、これらのコンテンツの企画制作の原動力となるプロデューサーの育成が急務とされ、これまでも多くの施策が実施されてきました。しかし、主にコンテンツ関連企業に所属する社会人に向けたマニュアルやセミナーが充実に向かいつつある一方で、この20年の間に急速に拡大したデジタルを活用した関連産業に関心を持つ高等教育機関の学生・院生を対象とした施策は大きく滞っており、進展しているとは言い難い状況です。
こうした状況の中、プロデューサー育成に関心を持つ高等教育機関が結集し、「カリキュラムの作成」、「教科書の開発」、「インターンの実施」、「カリキュラムの効果検証」を通じて、【産業界との連携】を行い、高度職業人の育成することを目的に、「プロデューサー育成プロジェクト」が活動を開始しました。
本シンポジウムは、プロジェクトの活動開始を記念し、活動の方向、成果の活用についての参加メンバーの議論を公開し、広く参加を呼び掛ける目的で開催いたします。
・開催日時:2021年8月3日(火)19時30分~21時
・開催形式:オンライン(zoom)
・登壇者(敬称略):
高橋光輝:デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部 学部長
境 真良:iU 准教授
杉浦一徳:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授
中村彰憲:立命館大学映像学部 教授
杉山知之:デジタルハリウッド大学 学長
中村伊知哉:iU 学長
PROFILE
高橋光輝
デジタルハリウッド大学 デジタルコミュニケーション学部 学部長 教授。 デジタルハリウッド大学大学院 デジタルコンテンツ研究科 デジタルコンテンツ専攻 教授。 高等教育研究開発センター長。 アメリカの放送局にてディレクターとして番組製作業務に従事。 「メディア論」や「コンテンツ産業論」「アニメ学」等の著書を発行。文化庁や外務省などの依頼で世界各国で日本の コンテンツの講演活動を続けている。また、青少年のインターネット利用に伴う情報モラル教育活動やオンライン教育の支援などの活動も行なっている。 私塾から専門学校、大学、専門職大学院と様々な現場にて教佃の経験を持ち、「実践教育の研究」「暗黙知の形式知化」をテーマに、 実務と理論を架橋するデジタル専門人材や専門職教員など高度職業人養成を実践している。 コンテンツ教育学会 理事長。博士(学術)。専門社会調査士。知的財産アナリスト(コンテンツ)。専門職教育支援士。 6/4発売 新著『新たな局面を迎えたコンテンツビジネス 日本のコンテンツ産業の現状と課題』(インプレスR&D) https://nextpublishing.jp/book/13230.html
杉山知之
デジタルハリウッド大学 学長 工学博士。 1954年東京都生まれ。87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年 日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月 デジタルハリウッド設立。2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学・大学院・スクールの学長を務めている。2011年9月、上海音楽学院(中国)との 合作学部「デジタルメディア芸術学院」を設立、同学院の初代学院長に就任。XRコンソーシアムアドバイザー、一般社団法人エンターテインメントXR協会監事、超教育協会評議員を務め、また福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議会長、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員など多くの委員を歴任。99年度デジタルメディア協会AMDアワード・功労賞受賞。 著書は「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)、「クリエイター・スピリットとは何か?」※最新刊(ちくまプリマー新書)ほか。
中村伊知哉
iU学長。 1961年生まれ。京都大学経済学部卒。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。 1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。1998年 MITメディアラボ客員教授。2002年 スタンフォード日本センター研究所長。2006年 慶應義塾大学教授。2020年4月よりiU(情報経営イノベーション専門職大学)学長。 内閣府知的財産戦略本部、文化審議会著作権分科会小委などの委員を務める。 CiP協議会理事長、吉本興業ホールディングス社外取締役、日本eスポーツ連合特別顧問、理化学研究所AIPセンターコーディネーター、東京大学客員研究員、慶應義塾大学特別招聘教授などを兼務。 著書に『新版 超ヒマ社会をつくるーアフターコロナはネコの時代―』(ヨシモトブックス)、『超ヒマ社会をつくる』(ヨシモトブックス)、『コンテンツと国家戦略〜ソフトパワーと日本再興〜』(角川EPUB選書)、『中村伊知哉の 「新世紀ITビジネス進化論」』(ディスカヴァー携書)、『デジタル教科書革命』(ソフトバンククリエイティブ、共著)、『デジタルサイネージ戦略』(アスキー・メディアワークス、 共著)、 『デジタルサイネージ革命』(朝日新聞出版社、共著)、『通信と放送の融合の こ れから』(翔泳社)、『デジタルのおもちゃ箱』(NTT出版)、『日本のポッ プパワー』(日本経済新聞社、編著)、『インターネット、自由を我等に』(アスキー出版局)など。 http://www.ichiya.org/